胸にできるニキビの原因とは。ケア方法は顔と一緒でいい?
胸やデコルテに赤いブツブツができたことがある人もいるのではないでしょうか。「このブツブツはなに?」「胸にもニキビってできるの?」と疑問に思うこともあるでしょう。
今回は胸にできるニキビについて紹介します。ニキビができた際の注意点やケア方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
胸やデコルテにできるブツブツもニキビ?
ニキビは顔にできるものと思われていますが、胸やデコルテをはじめ、背中等の体にもできます。
胸やデコルテ、背中は、皮脂腺が発達しているのでニキビができやすく、こうした体のニキビは、アクネ菌だけではなく、マラセチア菌が関係していることもあります。マラセチア菌とは、体に多く存在する真菌、つまりカビの一種です。マラセチア毛包炎とニキビが混在している状態となります。
また、汗や衣服の摩擦などによりニキビができやすい環境といえます。
胸のニキビの原因は?注意点とは?
胸にニキビができる原因は、どのようなことがあるのでしょうか。ニキビができる原因を理解し、ニキビができにくい環境を整えていきましょう。
ホルモンバランスの乱れ
女性は生理の周期などの影響で、ホルモンバランスが乱れやすくなります。ホルモンバランスが崩れると皮脂の分泌を増える等ニキビができやすくなります。
ストレスや不規則な生活習慣によっても、ホルモンバランスは崩れやすくなるので、無理のない範囲で、自分でできる生活習慣のコントロールや、ストレス発散を意識してみるだけでも胸にできるニキビを減らせるかもしれません。
衣類や髪の摩擦
胸元にレースのついたデザインの衣類は女性にも人気があり、好んで着ている人もいるでしょう。
レースなどのとてもステキなデザインの衣類は、気分が明るくなるものですが、肌に刺激を与えやすくニキビの原因となることもあるので、できるだけ摩擦の少ない衣類を選びましょう。
ほかにも髪の長い人は、胸に毛先が当たることでニキビができやすくなります。痛みを感じない気に留めないような小さな摩擦も、肌にとっては大きなダメージになることもあるので、肌が敏感な人はもちろん、ニキビができやすい人は、肌に刺激になっているものはないか細かく確認してみましょう。
ボディーソープなどのケア用品
シャンプーやコンディショナー、ボディーソープなどが原因でニキビが発生しやすくなることもあります。
肌に合わない成分があると、ニキビの原因になっているかもしれません。
肌に合わないものを使用していると、肌への負担が大きくなりニキビができやすくなることもあり、ほかにも髪の長い人は髪につけた整髪料が胸につくことで、ニキビが発生してしまうこともあります。
汗がたまってしまう
女性の中には胸に汗をかきやすいと感じる人もいるでしょう。女性の場合は下着の締め付けが強いものを着用することもあり、胸の谷間や下着の締め付けがある部分に汗が溜まる状態になりやすいといえます。
胸元の汗は外出先では拭くのが難しく、蒸れた状態で過ごしているとマラセチア菌が繁殖しやすい環境を作ってしまうので、毛穴で炎症をおこしやすくなります。
胸にニキビができた時の注意点とは?
気を付けていてもできてしまうニキビ。胸にニキビができてしまったときは、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。以下の注意点を確認しながら、ニキビが悪化しないようにしていきましょう。
優しく洗う
ニキビができたときは、潰さないように優しく洗うことが大切です。敏感肌用のせっけんを使用すると、肌への負担も減らしやすくなります。
また、洗う際にはタオルやスポンジで擦らず、素手でせっけんの泡をのせて洗います。 顔を洗う時は素手でも、体はタオルでゴシゴシ洗う人もいるかもしれませんが、体も優しく洗って少しでも肌への刺激を減らすのがポイントです。
肌に触れるものは注意
胸に触れる衣類は、肌に優しい綿やシルク等でできた素材のものは肌に負担になりにくいのでおすすめですが、化学繊維を選ぶ場合は、吸湿性や通気性に優れた繊維を選ぶようにしましょう。
ほかにも衣類を洗濯する際に使用する洗剤やシャンプー、ボディーソープなど、肌に直接触れるものは成分を確認して、肌に合うものを探すことも良いでしょう。
規則正しい生活を
早寝早起きや適度な運動、栄養バランスの取れた食事など、無理のない範囲で規則正しい生活を送ること、ストレスをうまく発散しながら過ごしていきましょう。
お風呂に浸かって、リラックスすることもおすすめ。また、お湯に浸かることで毛穴が開き、汗や汚れも落としやすくなり、せっけんやボディーシャンプーの洗い残しも防ぐことも期待できます。
ニキビ跡が残らないように紫外線対策をする
ニキビができたときに気になる「ニキビ跡」。ニキビができた後は色素沈着を起こしやすく、跡が残りやすくなるのです。
そのためニキビができたときは、日焼け止めなどを使用して紫外線対策を行いましょう。紫外線は夏の日差しが強いときだけではなく、春であっても曇っていても、1年を通して降り注いでいます。季節や天気を問わず紫外線対策を行うことが大切です。
胸のニキビは顔と同じようにケアする?正しい方法でスキンケアを
胸にニキビができた場合のニキビケア方法について詳しく解説します。基本的には顔のニキビと同じですが、衣類の摩擦や締め付け、通気性が悪くならない事に気をつけましょう。
刺激を避ける
肌に刺激を与えるとニキビはできやすくなります。ニキビができた場合はあまり触らないようにし、刺激を受けないように気を付けましょう。
お風呂で洗う場合は、泡で優しく洗うと肌への刺激を軽減できるのでおすすめです。また髪が当たることも肌にとっては刺激となるので、髪が長い場合は胸に当たらないようなヘアスタイルにしましょう。
清潔にする
皮脂腺が多い胸は皮脂が多く分泌されるので、清潔な状態を心がけることが大切です。身に付ける衣類も、きれいに洗濯をしましょう。
お風呂ではシャンプーやボディーソープなどが残らないように、しっかりとすすぐことも大切です。頭を洗った後に体を洗う等も、シャンプーなどが肌に残りにくくなります。 また汗がこもらないように通気性の高い衣類を身に付けましょう。締め付けの強い衣類を身に付けると、通気性が悪くなるため肌に負担を与えやすくなります。
ニキビ用の化粧水でケアを
顔にニキビができた場合は、ニキビ用の化粧水を使用するでしょう。胸のニキビにもニキビ用のノンコメドジェニックテスト済みの化粧水がおすすめです。 薬用のニキビ用化粧水にはニキビに有効な抗菌成分や抗炎症成分などが含まれていることが多く、ニキビの発生や、再発を防ぐ効果が期待できるのです。
また、皮脂が多く分泌される理由の1つに乾燥が原因になっていることも。
ニキビ用の化粧水を使用して保湿すると、ニキビができにくい肌環境を整えやすくなります。
顔だけではなく胸やデコルテ等にできるニキビは、衣類の摩擦やホルモンバランスの乱れによっても発生します。
胸のニキビができそうな部位は清潔にし、ニキビの発生や再発を防ぐ薬用のニキビ用化粧水などを使用しながらケアを行いましょう。
適切な方法でニキビの発生や再発を防ぎましょう。ニキビができた時だけではなく、ニキビができにくい肌環境を整えるよう、毎日のスキンケアを行いながら、キレイな素肌を目指しましょう。
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