ニキビの薬の塗り方はある?スキンケアの前と後どちらに塗る?

ニキビができたとき、塗り薬を使用する人は多いのではないでしょうか。しかしニキビ薬を塗る際、「効果的な塗り方がわからない」「いつ塗ればいいかわからない」といった悩みを抱える人もいます。 この記事ではニキビ薬の塗り方や塗るタイミングについて紹介します。ニキビができる原因や予防方法も併せて参考にして、ニキビのできにくいきれいな肌を目指しましょう。

ニキビができる原因とは?

そもそも、なぜニキビができてしまうのかご存じでしょうか。ニキビができる主な原因は「過剰な皮脂の分泌」「毛穴の詰まり」「アクネ菌の増殖」の3つです。まずはニキビができる原因について確認しましょう。

・ニキビができる仕組み

ホルモンバランスの乱れやストレス、栄養不足などが原因で毛穴から過剰な皮脂が分泌されます。皮脂が分泌されすぎると毛穴を塞ぐ原因ともなるのです。

またターンオーバーが乱れた肌だと剥がれなかった角質で毛穴の出口付近を塞ぎやすくなり、毛穴の詰まりを加速させます。そこへ肌の常在細菌でもあるアクネ菌が、塞がった毛穴の中で増殖して炎症を引き起こしてニキビとなります。

・ニキビの種類

ニキビは進行状況によって、「白ニキビ」「黒ニキビ」「赤ニキビ」の3つに分けられます。白ニキビはニキビの初期段階で、毛穴が詰まり始めた状態です。白ニキビの間に治療を開始すると治りも早くなります。黒ニキビは白ニキビが少し進行した状態で、毛穴が開き皮脂が酸化された状態です。

白ニキビや黒ニキビが悪化したのが赤ニキビです。赤ニキビは毛穴の中で細菌が増殖して炎症が起きている状態で、治すのに時間がかかるほか、跡も残りやすくなります。つまりニキビは進行すればするほど治りが悪くなるため、早い段階で薬を塗るのがおすすめです。

・ニキビができたときの注意点

ニキビができた場合は触らないようにしましょう。特にニキビが気になるからと潰すのは厳禁です。ニキビを潰すと毛穴から雑菌が入って悪化の原因になるだけではなく、跡に残りやすくなります。

また髪の毛があたることもニキビにとっては刺激になることも。ニキビができた場合は、極力刺激を与えないように髪をまとめておくのがよいでしょう。

ニキビの薬って洗顔後、どのタイミングで塗る?

ニキビの薬は洗顔後に使用します。薬の種類によって、洗顔後すぐに塗る場合と、化粧水や乳液など肌を整えた後に塗る場合がありますので、使い方を確認してから使用するのがおすすめです。日焼け止めやメイクを行う場合は、ニキビの薬を塗った後に行います。

・洗顔を行う際の注意点

洗顔を行う際は、ゴシゴシ洗わずに優しく洗うのが基本です。清潔な手で洗顔フォーム(または石けん)をしっかり泡立てて、弾力のある泡を作ります。洗顔する際は手で洗うのではなく、泡で洗うという感覚で行うと肌への負担を抑えられるでしょう。

特に皮脂が多く分泌されやすいおでこから鼻筋にかけてのTゾーンや、あごはしっかりと洗って余分な皮脂は洗い流すことが大切です。 また洗顔の際に使用するお湯は、体温より少し低めのぬるま湯が最適です。冷たい水だと汚れが落ちにくく、熱いお湯だと必要以上に皮脂を落としてしまうので乾燥につながります。洗い残しがないように、しっかりと洗い流しましょう。

ニキビに薬を塗るときに効果的な塗り方は?

ニキビに薬を塗る際、どのようなポイントを抑えておけばよいのでしょうか。ここからは塗るときのポイントを紹介します。

・用法用量を守る

薬には用法用量が定められており、正しい回数や使用量を守ることで効果が得やすくなります。たとえば「1日2回、適量を塗る」と指定されている場合は、朝・夜の2回薬を塗りましょう。

適量とはニキビだけに塗る際は、ニキビが隠れるぐらいの量を指します。顔全体に塗るときはクリームタイプであれば人差し指の第一関節に乗る量を、ローションタイプであれば1円玉を目安に塗り広げましょう。

顔に塗り広げる場合は、おでこ、両頬、鼻、あごに乗せてからまんべんなく塗り広げるとムラなく塗れます。もし塗り忘れた場合は気付いたときに塗れば問題ありません。できるだけ塗り忘れのないように、用法用量を守りましょう。

・継続して薬を塗り続ける

ニキビの薬は継続して塗り続けることで、ニキビを早く治し、ニキビのできにくい肌へと導いてくれます。 そのためニキビが目立たなくなったからといって、短期間で使用を中止するのは避けましょう。

ニキビが目立たなくなっても、肌の内部でニキビの元が潜んでいることも。まずは3カ月を目安に使い続けることで再発しにくくなります。

・お肌が敏感な方は、薬の種類によっては、刺激を強く感じる場合があります。

その場合は、ためらわず、医師に相談しましょう。

ニキビができにくい環境を整える

ニキビは日々の生活習慣や、ストレスなどが原因となっている場合があり、ニキビができにくい肌環境を作っていくことも大切です。どのようなことに気を付ければよいのか確認しましょう。

・生活習慣の見直し

ニキビは、睡眠不足や偏った食事を続けているとできやすくなります。人は寝ている間に成長ホルモンを分泌するため、睡眠不足が続くとニキビができやすく、かつ治りにくくなるのです。

・バランスのよい食生活

偏った食事は肌トラブルだけではなく、さまざまな病気の原因ともなります。おすすめの栄養成分は以下のとおりです。栄養バランスの整った食事を心がけて、ニキビのできにくい肌を目指しましょう。

・タンパク質:肌の材料となる

       肉や魚、卵、大豆・大豆製品、牛乳・乳製品

・ビタミンB2:肌の新陳代謝を促進

       卵、納豆、レバー、焼き海苔

・ビタミンB6:肌の新陳代謝を促進

       マグロやカツオ、ひよこ豆、肉、バナナ、大豆

・ビタミンA:肌のターンオーバーを整える

       緑黄色野菜、チーズ、卵

・ストレスの解消

ストレスはニキビの原因ともなるので、日頃からストレスを発散しておきましょう。適度な運動を取り入れたり、入浴で体の疲れを取ったりと自分に合うストレス発散方法を見つけておくことが大切です。普段からこまめにストレスを発散しておくと、ニキビをはじめとする肌トラブルにつながりにくくなります。

・ニキビ肌にあったスキンケアを使用しよう

ニキビ薬使用期間中のお手入れは、肌やニキビにやさしいスキンケアで、肌を清潔にし、ノンコメドジェニックテスト済みのニキビ用化粧品を使用するなど、ダブルでニキビケアをしていくのも良いでしょう。

ニキビができにくい肌環境を整えれば、新しいニキビができてしまったとしても治りやすくなります。正しいスキンケアや生活習慣を取り入れて、ニキビに悩まない肌を手に入れましょう。

この記事を読んでいる人がチェックしているアイテム

イプノス シーバムクリア リペアクリーム<医薬部外品>製品画像
イプノス シーバムクリア リペアクリーム<医薬部外品>
薬用クリーム(ベージュタイプ)
6g 2,970円(税込)
イプノス シーバムクリア プレストパウダー UV<リフィル>製品画像
イプノス シーバムクリア プレストパウダー UV<リフィル>
パウダーファンデーション・フェイスパウダー
リフィル 3,300円(税込)
ケース(パフ付) 1,100円(税込)
パフ 550円(税込)
この記事をシェアする