脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)のスキンケアとメイクアップ

脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)とは、主に鼻の脇の皮がめくれたりカサカサする湿疹のことです。季節の変わり目や疲れたときに症状がでることもあります。
このページでは、脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)について解説し、正しいスキンケアとメイクアップ方法をアクセーヌがご紹介します。

目次

1.脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)とは

顔、頭、デコルテ、背中など皮脂分泌が活発な部分に生じる皮膚炎で、大人のニキビを伴うこともあります。
最も症状がでやすいのは小鼻の脇にカサカサと皮めくれが生じます。その他には、髪の生え際や頭皮全体、Tゾーン、うなじなどに症状がでることがあります。
Tゾーンに症状がでやすい皮脂が皮膚常在菌に分解され、分解された物質が皮膚に刺激を加えると考えられている。とくにマラセチア菌が悪化因子として注目されています。「敏感肌」の中で占める割合が多く、体調悪化のシグナル的な意味をもつ疾患です。

参考:「敏感肌の診療」「あたらしい皮膚科学 第3版」

2.脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)のスキンケア

 皮膚科医に聞いた-脂漏性皮膚炎患者に紹介する化粧品

「脂漏」=「脂が漏れる」=「自分は脂性肌だ」=「保湿をする必要はない」と誤解する患者さんが意外と多いそうです。しかし、脂漏性皮膚炎は皮脂が多い部分に生じる炎症なので、バリア傷害を生じている可能性が高いです。

事実、アクセーヌ調べの皮膚科医への調査において、
皮膚科医は脂漏性皮膚炎患者さんに、患者さんから使える化粧品を教えてほしいと言われたり(34%)、治療上化粧品が必要な患者さんに化粧品を紹介されています(27%)。皮膚科に通院された際には、治療中に使える化粧品を皮膚科医に質問するのもいいかもしれませんね。

皮膚科医が脂漏性皮膚炎(湿疹)患者に紹介する化粧品は低刺激性の洗顔・洗浄製品(56%)、低刺激性の保湿製品(34%)と低刺激性の洗浄、保湿製品とUVベース(14%)を紹介されています。

図の上部、皮膚科医が脂漏性皮膚炎患者に化粧品を紹介するとき(複数回答)結果。使える化粧品を教えてほしいといしに伝える患者34%。治療の妨げにならない化粧品が必要な患者27%。誤った化粧品の使い方で症状を悪化させている患者13%。化粧品を紹介・推奨はしていない35%。
図の下部、皮膚科医が脂漏性皮膚炎患者に化粧品を紹介するとき(複数回答)結果。低刺激性の洗顔・洗浄製品56%。低刺激性の保湿製品34%。ニキビ用の洗顔・洗浄製品20%。ニキビ用の保湿製品11%。UVベース14%。
アクセーヌ調べ 皮膚科医への調査(N=178)

脂漏性皮膚炎のスキンケアは、適切な洗顔で皮脂が分泌する部分を清潔に保ちましょう。
洗顔料は適度に泡立てて、肌になじませる際の摩擦による刺激に注意しましょう。洗顔はすすぎ残しがないようにぬるま湯で20回を目安にすすぎましょう。
すすぎ過ぎると皮脂膜が奪われ、乾燥が進むので注意が必要です。タオルでこすらず、おさえるようにして水分を取りましょう。

「脂漏性皮膚炎」は「脂性肌」ではありません。しっかりと保湿をしましょう。
皮膚炎が起こる仕組みは、刺激に対する皮膚のバリア機能が低下している場合、通常は刺激にならない物質に過敏に反応する体質(アレルギー)のためありふれた物質に対して微量でも炎症を起こす場合、皮膚炎の刺激が強い場合や長く続く場合に生じます。
「脂漏性皮膚炎」は、皮膚分泌が活発な部分に生じる「皮膚炎」なので、実は皮膚のバリア機能が低下している可能性が高いです。
バリア機能をすこやかに保つためには、水分と油分のバランスを保つことが大切です。乾燥しているときは肌が過敏な状態なので、低刺激性の化粧水や美容液でうるおいをしっかり与えて、乳液やクリームなどで肌の表面を保護し、うるおいをキープしましょう。

参考:「敏感肌の診療」「あたらし皮膚科学:第3版」」

3.脂漏性皮膚炎のメイクアップ

脂漏性皮膚炎のメイクアップは、肌に負担の少ない低刺激性の日やけ止めやファンデーションを使用しましょう。
紫外線も炎症を引き起こすので、低刺激性の日やけ止めを使用しましょう。
脂漏性皮膚炎は肌が刺激に弱くなっているので、低刺激性のファンデーションがおすすめです。

投稿日:2021/4/20

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