年中気を付けたい乾燥肌について。肌が乾燥する原因とその対策
肌がカサカサする乾燥肌は、かゆみや赤みなどの症状を引き起こし、くすみやシワなどのエイジングサインになることも……。
ここでは乾燥肌になる原因と正しいケア方法についてご紹介します。
目次
肌が乾燥するってどんな状況?
乾燥肌は、言葉の通り「肌が乾燥している状態」のこと。乾燥肌では、主に下記のような症状が現れます。
・肌がつっぱる
・カサカサする
・かゆい
・皮がめくれる
・白い粉がふく
・化粧崩れしやすい
こうした症状は肌が乾燥しているサイン。1つでも当てはまる方は、正しくケアしましょう。
肌のバリア機能が低下している状態
健康な肌は水分・油分のバランスがよく保たれ、肌表面の皮脂膜が正常に機能して、さまざまな刺激から守られている状態です。
しかし、肌の水分と油分のバランスが崩れてしまうと、バリア機能が十分に作用せず、外部の刺激を受けやすい状態に。その結果、肌のつっぱり、カサカサ、皮めくれなどの乾燥トラブルを引き起こします。
乾燥肌を招く原因と対策
では、どうして肌が乾燥してしまうのでしょうか?ここでは、乾燥肌を招く3つの原因と対策について解説します。
原因①誤ったスキンケア
誤ったスキンケアが乾燥肌の原因になっているケースがあります。特に気をつけたいのは、洗顔でのゴシゴシ洗いや熱いお湯でのすすぎ。強い刺激は肌の角層を傷つけ、熱いお湯は皮脂を必要以上に洗い流してしまいます。
ほかにも叩くようなパッティングなどの刺激も乾燥肌の原因となります。
対策①丁寧な保湿ケア
乾燥している肌はうるおいが不足しているため、スキンケアでは保湿を丁寧に行ないましょう。洗顔や入浴直後は乾燥しやすいため、速やかに化粧水で水分補給を。
なお、乾燥状態の肌はバリア機能が低下しているので、スキンケアやコスメに含まれる成分にも注意しなければなりません。香料・アルコール・着色料は乾燥肌にとって刺激になりやすいので、肌にやさしく保湿効果の高いセラミド・ヒアルロン酸などが配合された製品がおすすめです。
化粧水で水分補給した後は、うるおいを保つために乳液やクリームを必ず使用して水分の蒸発を防ぎましょう。
原因②紫外線
紫外線は微量であっても繰り返し浴び続けることで、肌のバリア機能が低下。すると、肌の水分は蒸発しやすくなり、乾燥肌が進行します。
また、乾燥しバリア機能が低下している肌は無防備であるため、紫外線の影響をより一層受けやすく、乾燥肌の深刻化や赤みを伴う炎症を起こすことも少なくありません。なお、紫外線はメラニンを過剰に生成する働きがあるため、シミの原因にもなります。
対策②紫外線対策は年中行う
紫外線は乾燥だけでなく、シワやシミの原因にもなります。夏は最も紫外線の影響を受けやすい季節ですが、実際には通年紫外線は降り注いでいます。そのため、肌の乾燥を防ぐためには季節を問わず紫外線対策を行なう必要があります。
毎日のメイクではUV効果のある製品を使用し、メイクをしない日でも必ず日やけ止めクリームを塗りましょう。バリア機能が低下している乾燥肌には、肌に負担をかけない低刺激で保湿効果のある製品を選ぶのが理想。
紫外線が強い時期は日やけ止めクリームに加えて、日傘や帽子、サングラスなどを活用して紫外線の影響を最小限に抑えましょう。
原因③ターンオーバーの乱れ
肌は約28日間かけて新しい細胞に生まれ変わっています。これを「ターンオーバー」と呼びますが、ターンオーバーの乱れも乾燥肌の原因のひとつです。
肌のターンオーバーは年齢とともに遅くなりますが、血流の悪化やホルモンバランスの崩れも大きく関係しています。偏食やダイエットでの栄養不足、不規則な生活による成長ホルモン不足などでターンオーバーが停滞すると、肌が生まれ変われず慢性的な乾燥肌となってしまいます。
対策③生活習慣を見直す
生活習慣の乱れは、肌のターンオーバーに大きく影響します。中でも睡眠不足は自律神経のバランスを崩すので、不規則な生活は肌荒れの進行につながります。健康的な肌を手に入れるためには、睡眠の質を高めましょう。寝る前には脳を覚醒させるスマホやテレビは避けましょう。また、寝具・室温・照明などを工夫することで寝付きが良くなります。
また、乾燥肌を改善させるには、食事内容も重要です。栄養バランスの整ったメニューを基本にしながら、バリア機能を高める必須脂肪酸やタンパク質、ターンオーバーを整えるビタミンB2・B6など肌に良いとされる栄養を積極的に取り入れましょう。
乾燥肌は早めの対策が必須!
乾燥肌は放置していても改善されることはなく、むしろ肌トラブルを悪化させたり、エイジングにもつながるので、早めの対策が必須です。
うるおいに満ちた肌をキープするためには、毎日のスキンケアでしっかりと保湿することはもちろんですが、生活習慣を見直して身体の内側からケアしていくことも求められます。
カサカサが気になるのであれば、今日から乾燥肌対策を始めてみましょう。
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投稿日:2022/1/6
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