美白ケアで透明感のある肌へ。美白ケアの基本について
透明感のある肌を手に入れるためには美白ケアが大切です。 年齢とともに気になりはじめるシミやくすみを予防し、メラニンの沈着やくすみを防ぐことで透明感のある肌を目指していきましょう。
今回は、肌がくすんで見える原因と美白ケアの基本についてご紹介します。
目次
シミ・くすみが目立ってしまう原因
「肌がくすんできたかもしれない」「いつからかシミが目立ち始めた」。こうした悩みは年齢を重ねると同時に増えてくるものです。透明感のある美しい肌を目指すためにも、まずはシミ・くすみが目立つ原因を知っておきましょう。
紫外線による日やけ
日光は体内でビタミンDの生成やメラトニンの分泌を助ける作用がありますが、太陽光に含まれている紫外線にはメラニンという色素を生成する働きがあります。
通常、メラニンは肌のターンオーバーによって排出されますが、紫外線を長時間浴びると過剰に生成されてしまい、すべてを排出できず、肌に沈着してしまいます。
摩擦などの刺激
メラニンは紫外線だけでなく、摩擦によっても生成されます。衣類やタオルが肌に触れたり、顔をゴシゴシ洗ったり、こうした日常的な動作が刺激となり、肌の防御反応でメラニンを作り出すのです。
メラニンは、ターンオーバーが正常であれば時間の経過に伴い薄くなります。しかし、加齢や生活習慣の乱れ、乾燥などが原因で肌のターンオーバーが乱れると、シミやそばかすが改善されるまで時間がかかってしまいます。
肌のくすみ
うるおいに満たされた健康的な肌はキメが整っており、表面がなめらか。しかし、肌が乾燥すると水分量が少ないことで透明感がなくなったり、キメが乱れて表面が凹凸になることで肌に影を作って暗く見えます。
また、生活習慣の乱れやストレスなどによる体調不良が続くと、肌に十分な栄養が行き渡らず、透明感が失われて肌の色がくすんでいきます。
透明感のある肌を手に入れる!美白ケアの方法
シミやそばかす、くすみのない肌を手に入れるためには、肌の表面だけでなく、身体の内側からもアプローチしていくことが大切です。ここでは、透明感のある肌に近づく美白ケアのポイントを3つご紹介しましょう。
肌を傷つけない正しい洗顔
洗顔は、古い角質を落とす役割も担っています。とはいえ、洗顔時に強くゴシゴシ擦ったり、熱いお湯で流すと肌は乾燥してメラニン生成を促すことに。洗顔するときは、肌に負担をかけないように心がけましょう。
洗顔料はたっぷりと泡立て、丁寧に洗います。すすぐ際は人肌程度のぬるま湯で、泡が残らないよう綺麗に洗い流してください。 なお、洗顔料を泡立てるときは泡立てネットを使うと簡単ですが、泡立てが面倒な場合は泡タイプの洗顔料がおすすめです。
保湿は丁寧に
乾燥した肌はバリア機能が低下し、肌のくすみを招くと同時に紫外線の影響を受けやすくなります。そのため、スキンケアではしっかりと保湿することが大切です。
洗顔後は肌が乾燥しやすい状態なので、速やかに保湿効果の高い化粧水や乳液を塗布しましょう。保湿ケアを徹底することで肌のバリア機能は整いやすくなります。
美白効果のある成分
シミやくすみを防ぐには、美白効果の高い成分をスキンケアに取り入れるのがおすすめです。
ビタミンC誘導体
ビタミンCには、抗酸化作用、美白作用、皮脂分泌の抑制、コラーゲンの産生促進など、さまざまな美容効果があります。しかし、ビタミンCは安定性が低く、肌に吸収されにくいのが難点。「ビタミンC誘導体」は肌に浸透しやすい成分であり、多くの化粧品に使用されています。
トラネキサム酸
トラネキサム酸はアミノ酸の一種。メラニンの生成に関わるプロスタグランジンの働きを抑え、シミやそばかすを予防する作用があります。美白に効果的な成分として厚生労働省に認可されており、一般的なシミだけでなく肝斑の治療にも効果があります。
なお、ハイドロキノン、アルブチン、エラグ酸といった成分も美白ケアに有効です。透明感のある肌作りのためにこれらの美白成分を取り入れるのもおすすめです。
徹底した紫外線対策
夏限定で紫外線対策をしている方が多いですが、紫外線は1年中降り注いでいます。透明感のある肌を保つためには紫外線対策を徹底しなければなりません。
日やけ止めを塗るのはもちろんですが、外出時には帽子や日傘を使用して、なるべく紫外線の影響を抑えましょう。紫外線は雲や窓を通り抜けるため、曇の日や屋内でも日やけ止めを使用しましょう。
美白効果のある栄養素を摂る
美白ケアではスキンケアや紫外線対策が欠かせませんが、身体の内側からもケアすることで美白をサポートします。
肌作りのためには栄養バランスの整った食事も重要です。 栄養バランスを整えることが難しい場合には、サプリメントを活用しても良いでしょう。
睡眠や運動習慣を改善する
生活習慣は肌のターンオーバーに大きく関係しています。ターンオーバーが乱れているとメラニンは排出されず、いつまで経ってもシミが残ってしまいます。シミ・くすみの悪化を防ぐためにはターンオーバーを整えましょう。
気をつけたいのが「睡眠」と「運動」です。睡眠中は成長ホルモンが多く分泌され、肌ダメージを回復させる働きがあります。しかし、睡眠不足になると成長ホルモンの分泌量が不足し、肌トラブルが十分に改善されません。同時に女性ホルモンの分泌量も減るため、肌が乾燥しやすく皮脂分泌が活発になってしまいます。
また、運動は健康やダイエットだけでなく、血液の流れをスムーズにする効果があります。血行が改善されると肌の代謝が良くなり、メラニンを排出しやすくなります。肌トラブルを招くストレスも解消されますので、ウォーキングやエクササイズなど軽い運動を日常的に取り入れるように意識しましょう。
美白ケアは毎日の積み重ねが大切
シミやくすみは加齢に伴い現れやすいものですが、正しい美白ケアや紫外線対策、規則正しい生活習慣を続けることで肌はもとの明るさを取り戻します。
美白ケアは毎日の積み重ねが大切。今日からコツコツ続けていきましょう。
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投稿日2021/11/4
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